フィードバックってどうやったらいいの?から読んだ本
こんにちは!今回で9回目のブログ記事になりました!
世界中で新型コロナウィルス感染が拡大しつつある過酷な状況で、頑張ってくださっている方々には心より感謝しています。
感染症を防ぐためには、「手洗い」「咳エチケット」「人混みを避ける」などの行動が重要ですね。
さて、今回ご紹介する本は
「フィードバック入門 耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術」です。
著者は、企業・組織における人材育成・リーダーシップ開発について研究されている中原淳先生です。
さて、私がこの本を読もうと思った理由は?
部下へのフィードバックってどうやってすればいいの?と困ったからです。
困ったエピソードとは、
クライエントから部下A氏へ苦情があったと報告を受けて、私は部下A氏と面談することになりました。
私の上司から「(面談で)A氏にフィードバックした方がいいね。」とありました。
私 (んんっ?フィードバックって具体的にどうしたらいいのーーっ??)
という状況があったのでした。
本書では、
フィードバックは、端的に言うと
「耳の痛いことを部下にしっかり伝え、彼らの成長を立て直すこと」
具体的に
1.情報通知
耳が痛いことであっても情報や結果を通知して向き合うことの支援
2.立て直し
業務や行動を振り返り、今後の行動計画をたてる支援
ほう!なるほど。
本書には、
第一章 なぜ、あなたの部下は育ってくれないのか?
第二章 部下育成を支える基礎理論フィードバックの技術 基本編
第三章 フィードバックの技術 実践編
第四章 タイプ&シチュエーション別フィードバックQ&A
上記の各章で具体的に書かれていますので、非常に参考になります。
私のエピソードの続きになりますが、
部下A氏との面談は、本書を読みながらイメージトレーニングして…臨みました。
私から情報通知した後、
部下から「でも、私だけではなくて…他の人だって…。この間、こんな事があって…」
私は、(あら。自分の事と捉えずに別の話題にすり替えてきた。)
「今回はこの事実について、話をしましょう。」と話を戻し、今後はどのように行動したらよいかを部下A氏と共有して面談を終えました。
本書を読み学ぶ機会がなかったら…を仮定してみると、
部下A氏に対して、きっと私は「クライエントから苦情があったことに対して反省してくださいね。」と一方的にダラダラとお説教していただけだったでしょうね。
そして、お説教だけではやる気を低下させたかもしれないな〜、部下にしてみたら次からどう行動して良いか理解できないよな~と思います。フィードバックは、事実を伝えてお説教ではないのです。
本書からフィードバックについて学ばせていただいたことに感謝です。
職場で部下育成にお困りの方におススメの本です!
では、次の本もお楽しみに!
そして、読書は続く!
book-timeのブログ 「みなはなの本棚」より