「聴く」技術って何だろう?から読んだ本
こんにちは!8回目のブログ記事です!
ブログで紹介したい本のリストとブログ更新予定日を整理して、今後3か月のブログ記事スケジュール立ててみました!これで、また効率よくなりました!
今回、ご紹介する本は
「精神科医が教える 聴く技術」です。
著者の高橋和己さんは、タイトルにあるように精神科医の方です。
クライエントのカウンセリングを行う専門家に対してカウンセラーのスーパービジョン(助言や指導など)を行っているそうです。
さて、私がなぜこの本を読もうと思ったのか?
人の話を「聞く」もしくは「聴く」ことは日常茶飯事ですが、「聴く」技術って何かあるんだろうか?あるのだとしたら知りたいと思ったからです。
職業はカウンセラーではないですが、医療・福祉分野の仕事なので、クライエントの話を「聴く」技術は知識として知り得た方が良いかもという考えもありました。
著書の中で、
自分を語ることによって、人が変わっていく、自分の生き方を変えていく。…
人が語り続けるのを支えるのは、聴き手である人の「聴く力」です。
と冒頭に書かれてあります。
「聴く力」は人生にも影響しかねない…、読み進めていこうと引きつけられます。
聴く技術は、四つのステップで説明されています。
ステップ1:黙って聴く
ステップ2:賛成して聴く
ステップ3:感情を聴く
ステップ4:葛藤を聴く
各ステップで、カウンセリングの事例を用いてわかりやすく「聴く」技術について説明されています。どうやって技術を身につけたらよいかを知りたい方は本書を読んでみてください!
私にとっては、ステップ1黙って聴く技術の口を挟まず、質問せず、助言しないことはなかなか難しい技術になりますね。
具体例があるので、意識すると身につけられそうです。
最後の章では、
「聴く技術」は「心を知る技術」
そのままの自分の「心を知る技術」として活用できると。
なるほど。
医療・福祉分野で関わるクライエントの心の動きを「聴く」ためには、安心して相手の話を聴けるように四つのステップにある技術を持つと、クライエント自身が「自分自身の心を知る」支えになるように思います。
クライエントがどのような気持ちで生活しているのか?を聴くことから、医療や福祉分野での支援や援助について改めて見直す必要があるかもしれないなと思いました。
生活の中で人の話を聴くことは大事だと思っていても、ちゃんと聴けてないかもと思う方にオススメの本です!
では、次の本をお楽しみに!
そして、読書は続く!
book-timeのブログ「みなはなの本棚」より