ポジティブ心理学って何?から読んだ本
こんにちは!今回で21回目のブログ記事です。
自粛生活が徐々に解除されつつありますね!
本日、内閣府は以下の調査結果を明らかにしています。
「新型コロナウィルス感染症の影響で全国の3割以上の人がテレワークを行い、実施者のうち、仕事より生活重視に意識が変化した人が6割、地方移住に関心が高まった人が2割となるといった変化がみられた。」
新型コロナウィルス感染症の影響を調査した結果をポジティブに捉えると、
生活や暮らしを考える・見直す人が増えた契機になったということですかね。
みなさんはいかがでしょうか?
さて、今回ご紹介する本は、
「ポジティブ心理学の挑戦 “幸福”から“持続的幸福”へ」です。
著者は、マーティン・セリグマンさん、監訳は宇野カオリさんです。
マーティン・セリグマンさんは、ペンシルべニア大学心理学部教授で1996年にアメリカ心理学会の会長に選任された方です。
さて、なぜ私がこちらの本を読もうと思ったのか?
12回目のブログ記事でご紹介させていただいた
下記の「部下の強みを引き出す 経験学習リーダーシップ」で紹介されていたからです。
著書は、
第1部 新・ポジティブ心理学
第1章 ウェルビーイングとは何か?
第2章 幸せを創造する-ポジティブ心理学エクササイズ
第3章 薬とセラピーの“ばつの悪い秘密”
第4章 ペンシルべニア大学MAPPプログラム
第2部 持続的幸福への道
第6章 知性に関する新理論-根気、徳性、達成
第7章 アーミー・ストロング-統合的兵士健康度プログラム
第8章 トラウマを成長に変える
第9章 ポジティブヘルス-楽観性の生物学
本書では、
自分の才能を育て、他人と深く長続きする関係性を築き、世界に意義深い貢献をする
-そうしたことを可能とするものはなにか?
何が人をずっと幸せにするのか?
を問いています。
ポジティブ心理学のテーマは、「ウィルビーイング」だと考えている。
・・・
ウィルビーイングを測定する判断基準は「持続的幸福度」でポジティブ心理学の目標は持続的幸福度を増大することだと考えている。
・・・
ウィルビーイングは構成概念として、五つの測定可能な要素を
・ポジティブ感情
・エンゲージメント
・関係性
・意味、意義
・達成
と書かれています。
著書を読み進めていく中で、
従来の心理学が精神・心理的な原因による症状や行動などを是正することに注目されてきたことを批判し、ポジティブ心理学を提唱する考えに至った経緯を知ることができます。
私が印象に残ったのは、
今ここ(現時点)での幸せのみならず、
未来志向でウェルビーイングを捉えていく構成概念であるということ。
そして、その人の強みや長所に焦点を当てていることです。
振り返ると、
過去を引きずり、欠点や短所に焦点を当て続けていると
ネガティブな思考に支配されてしまう…それが周囲との関係にも影響する…など
確かにありますね。
そのような毎日を過ごしていると、未来は…ウェルビーイングであるのかな?と。
本は約460ページほどあるので、多少の時間は必要かもしれません。
私自身も章ごとに読み返しながらじっくりと読ませていただいております。
ポジティブ心理学に興味や関心がある方、
「ウェルビーイング」「ポジティブ思考」に興味や関心がある方など に
おススメです!
では、次の本をお楽しみに!
そして、読書は続く。
book-timeブログ「みなはなの本棚」より